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タンクレストイレとタンク式トイレの違い

見た目が大きく違うタンク式トイレとタンクレストイレのメリットとデメリットを含め見た目以外にどんな差があるのでしょうか。

洗浄方式の違い

従来からのタンク式のトイレは、洗浄用の水を一旦便器後方上部のタンクに貯め洗浄時にそのタンクから自然落下で水を流します。一度流すと再度タンクに水がたまるまで水が流せないので、朝の混雑時に連続使用すると不便な時があるかもしれません。洗浄水を流すのは最近はリモコンに対応しており電動で作動しますが、タンクについているレバーを回すことでも水が流れます。日常的にレバーを使えますので、停電時でも普段通りに使うことができます。

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一方のタンクレストイレは、洗浄水を水道管の水圧を利用して流すので水圧の低い地域では設置できない場合があります。同様に、住宅内でも2階、3階への設置の場合も水圧が低くなることで設置できない可能性があります。この辺り適切に利用しないと、逆流防止弁が設けられているとはいえ水道管と便器が直結されていますので、万が一の場合は水道水にトイレの水が逆流する事故が起こります。水道管の圧力を利用して水を流すので連続使用でき、朝の混雑時にも安心です。洗浄水の流し方は、壁付けのリモコンを押して電動で弁を開き洗浄水を流します。
電動のため基本的には停電時には水を流すことはできません。基本は、1回1回バケツで水を流します。ただ、たいていは非常時用の弁開放装置で水を流すことができるようになっています。しかし、操作部が便器後方で少々扱いづらいです。操作方法は機種ごとに異なりますのでマニュアルを参照してください。電源に乾電池が必要ですので、万が一に備えるためには予備の電池を常に確保しておいてください。

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設置スペース


タンク式トイレは壁際にタンクがありそれに便器が接続しますので、タンクの分だけスペースが必要となります。またタンクは目立ってしまい圧迫感があります。一般的には壁際から便器の先端まで77cmほどです。タンクレストイレにはタンクがなくコンパクトで、その寸法は70cm、省スペースな製品で65cmほどです。数字の上ではたった7~10cmですが、トイレ自体が狭い部屋ですので感覚的にはずいぶん広がった印象になります。目障りなタンクがなくなるのも広く感じる一因です。


手洗いスペース

タンク式トイレはタンク上部を手洗い用スペースとして利用していますので、それで良いという方にはわざわざ手洗い用のボールなどを設置する必要はありません。一方のタンクレストイレは別途手洗いを設置する必要があります。ただ、最近は壁に埋め込み式のように省スペースの手洗いがありますので、タンク上部の手洗いではなく便利な専用の手洗いを使ってもらった方が良いと思っています。タンク式トイレを採用される方にも、手洗いの設置をお勧めしています。


デザイン

タンクの有無はデザインに大きな違いを生んでいます。タンクレストイレの中でも各メーカーの最上位機種はさらにデザインにこだわっており、清潔感も増しますしかなり高級感のあるトイレになっています。


一体形便器(タンク式のトイレの一部と全てのタンクレストイレ)は、温水洗浄便座が故障しても便座だけの交換ができずに丸ごと取り換えることになる可能性があることを先日「一体形便器と組み合わせ便器の大きな違い」で詳しく書きました。

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by imtom | 2017-04-06 09:12 | 木造住宅にまつわる事柄 | Trackback | Comments(0)

兵庫県姫路市で住宅設計を生業とする建築士、今村智則の徒然記


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